◆目次◆
体脂肪率の測定原理を知って、その値を正しく捉えてダイエットに活かしましょう!

どうも、当サイト管理人のkenです。
本日は体脂肪率の測定についての記事です。
よくある測定法から、
あまり知られていないけど精度の高い測定法の原理について
機械が出した数値をどう捉えるか?
自分も今は減量中であり、体重とともに体脂肪率も日々モニタリングしている身なので、自分の知識の整理、アップデートも兼ねてまとめます。
この記事を読むことで
体脂肪の測定方法の種類とその原理
体脂肪率の捉え方
がわかります。
本日もよろしくお願いします。
体脂肪率の主な測定方法
生体インピーダンス法
体内に微弱な電流を流して、その電流が流れるときの電気抵抗値(インピーダンス)と身長、体重から体脂肪率を予測します。
筋肉や骨:電解質(ナトリウムやカルシウムなど)が多く、電流が流れやすい組織
脂肪:電解質が無く、電流が流れにくい組織
この特性を利用して、体全体のインピーダンスを調べます。
家庭用でもよくある体脂肪率が測れる体重計はこのタイプです。
電気を流す部位が
両足のみ
両手と両足
などありますが、両手両足の方が正確に測ることができます。
医療機関ではinbodyという医療用の体組成計を使っている施設もあります。
これは両手両足から電流を流すタイプです。
測定原理としては家庭用と同じ生体インピーダンス法を用いてます
家庭用のものと医療用として使われるinbodyの違いは、
人体を右腕、左腕、体幹、右足、左足の5箇所に分けて測定する
部位別直接生体インピーダンス法を用いており
家庭用が単周波(一つの周波数)電流で測定するのに対し
inbodyは多周波(複数の周波数)電流で測定するため
測定精度が高いと言われています。
家庭用のものはインピーダンスに性別や年齢などの統計的な情報で補正をかけますが
inbodyは実測したインピーダンスのみを用いて体脂肪などの組成を算出します
このため、アスリートや病気による体型の変化などがある人でも、統計的な補正のかからない正しい値が調べられるとのことです。
キャリパー法
これはキャリパーと呼ばれる機器で体の一部分をつまみ、その厚みで脂肪を測定するというものです。
水中体重測定法
陸上と水中で体重を測定し、その差から体の密度を求めて、体脂肪を推定する方法です。
DEXA法
Dual Energy X-ray Absorptiometry:二重エネルギーX線吸収法の略称で、二種類の異なる波長のX線を当てて、骨密度、骨量、筋肉量、脂肪量を推定することができます。
体脂肪率を測定し、その値をどう捉えるか?

(生体インピーダンス法が最もメジャーであると思いますので、その方法についての考え方です)
生体インピーダンス法は体の電流の通りやすさで体脂肪を推定するので、水分や食事の摂取の状況や、運動による発汗など、水分バランスの変化に影響を受けやすいです。
なので毎回同じような状況で測定するのが良いです。
自分は毎朝起床して、トイレに行ってから測定しています。
おそらく一番体の状態が毎回ブレずに測れるタイミングだと思うので、このタイミングでの測定がおすすめです。
また、性別や年齢の補正があるからなのか、自分の経験上、機種によって数値が全然違うということもよくあります。
ジムにある体重計と、家にある体重計、同じ日で5〜6%違うこともあります。
なので、同じ体重計で、その数値そのものよりも、日々の変化をモニタリングするようにしましょう。
体脂肪率の測定には様々な方法がありましたが、どの測定法もあくまで推定です。
本当の体脂肪量を求めるには、解剖でもするしかないです笑
水中体重測定法やDEXA法はかなり精度は高いと言われていますが、どちらもそもそも測定自体が簡単にはできません。
なので、家庭用の体重計で毎朝測って、その変化をしっかり掴む
というのが個人的には一番ベストな体脂肪率のモニタリング法であると思います。
自分はBluetooth対応で、乗ったらスマホに各種データが飛ぶタイプの体重計を使用しているので、アプリと連動していて日々の数値の変化の比較がとてもしやすいのでおすすめです
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まとめ
体脂肪率の測定法は、
生体インピーダンス法、キャリパー法、水中体重測定法、DEXA法などがある
生体インピーダンス法は、体の電気の通りやすさから、体脂肪率を推定している
起床時、いつもと同じ体重計で測り、その値の推移をしっかり見るのがポイント
ちなみに自分は医療関係の学会に行くとほぼ毎回、企業展示のコーナーでinbodyで測定してもらいます笑
メーカーさん曰く、透析クリニックなどでドライウエイト(透析患者さんの適正体重)を評価するのに用いているところもあるとのことです、
実際、どのように使われているのかなどは気になるところです。
また最近話題のサルコペニア(筋肉量が不足)などの判断にも使われるらしいです。
使われている施設の方がいれば、実際どうなのか、CEとして関わる余地があるのかなど気になるところです。
本日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
ken