臨床工学技士

臨床工学技士が企業に転職して感じた、働き方に関する大きな違い5つ

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今回は臨床工学技士から一般企業に転職して感じた、仕事への考え、取り組みに対しての大きな違いを、僕の実体験を元に5つ紹介します。

 

今回の記事は、臨床工学技士や看護師などの医療職から、環境が大きく異なる一般企業で働こうとしている人にとっての大事なヒントになるかと思います。

新卒から7年間、臨床工学技士として働いたのちに一般企業(医療系システム開発エンジニア)に転職して半年が経過した時点でのあくまで僕の一意見です。

バックグラウンドが僕とあまりにも大きく異なる場合には、今回の内容は当てはまらない可能性があることをご了承ください。

 

 

臨床工学技士から一般企業に転職して感じた、臨床現場には無い大きな違い5つ

結論としては、以下の5つになります。

  1. 顧客性質の変化
  2. 勤務日程概念の変化
  3. コミュニケーションの変化
  4. マナーの変化
  5. 業務の自由度の変化

それぞれについてをさらに深堀していきます。

臨床工学技士から企業に転職して感じたことその1
ビジネスをする相手が大きく変わった

BtoCからBtoBに変わった

臨床工学技士として働いている中で、ビジネスをするメインの相手は誰か?

僕の場合は患者さんがメインでした(もちろん、先生や看護師さんも対象にはなりますが)

一方、転職して一般企業で働いてからその相手は取引先の他社となります。
個人相手ではなく企業相手にビジネスを行います。

 

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臨床工学技士時代はBtoC(顧客というよりこの場合患者さんへのビジネス)

それが企業に転職してからはBtoBに大きく変わりました。

BtoB、BtoCとは?

BtoBとは、Business to Businessの略で、法人(business)間取引のことです。

BtoCとは、Business to Consumerの略で、企業(business)が一般消費者(Consumer)を対象に行うビジネス形態のことです。

引用:エリートネットワーク ビジネス用語集

 

仕事のやりがいの感じ方も変わる

転職によりビジネススタイルがBtoBとなったことで

自分の業務に対してのフィードバックが得られにくいというのが率直な感想です。

 

臨床工学技士として働いている時は、透析患者さんへの穿刺が上手くいくと人によっては感謝をその場でしてくれたり、逆に上手くいかないとお叱りを受けることもありました。

BtoBとなるとビジネス相手がいつも目の前にいるわけではないので、相手の意思が掴みにくいという印象です。

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もちろん、僕の場合はまだ取引先と直接やり取りするような重要な仕事の経験がないから尚更だとは思いますが。

 

患者さんからの感謝の気持ちや、医療を提供し日に日に症状が改善していく過程をそばで感じ、それを仕事のやりがいと感じる人にとっては、
一般企業での仕事はもしかしたら物足りなく感じてしまうかもしれません。

ただ、一般企業の場合、取引先を通してよりたくさんのお客さんに価値を提供できるという側面もあるので、どっちが良い悪いということではないです。

今の僕の場合でいうと、

良いシステムを病院に提供することで、働く人の業務効率が改善→業務の負担の一部をシステムがカバーすることでより良い治療、看護に繋がる→結果として患者さんに価値提供するという感じです。

 

ken
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やりがいを目の前の相手から直接感じれるか、
目に見えないたくさんの人から間接的に感じれるかの違いです。

臨床工学技士から企業に転職して感じたことその2
勤務表概念からカレンダー概念への変化

勤務表という概念がなくなる

転職によって、勤務表に沿った勤務ではなくなり、カレンダーに沿った勤務(基本的には日勤勤務のみ)となります。

平日5連勤の土日祝日休みとなるので、勤務表に沿って勤務が決まっていた時と、自分の体調のマネジメント法が大きく変わります。

カレンダーに沿った日勤勤務のみの具体的なメリットとデメリット

メリットとしては、

  • 日勤勤務のみなので就寝時間、起床時間を固定できるため、生活リズムが整いやすくなる
  • 5連勤とわかっているため、5連勤を乗り越えるための力配分を意識する(月曜日から無理に残業しすぎないなど)
  • 飲み会などのイベントはほとんどが週末開催なので、予定に見通しがつきやすい

 

デメリットとしては、

  • 平日休みの恩恵が得られない(外出先の混雑が避けられない、旅行が閑散期にいけないなど)
  • 5連勤はやはり大変(週末は疲れが顕著に出ます)

 

上記のメリットとデメリットを考慮し、メリットの方に魅力を感じる方には、一般企業での働き方に関しては向いているのかなと思います。

臨床工学技士から企業に転職して感じたことその3
職場でのコミュニケーションの取り方の違い

申し送り、引継ぎのようなコミュニケーションはあまりない

臨床工学技士として病院で働いて、同じ臨床工学技士間、看護師、医者などの他職種に対しての申し送りや引継ぎは避けて通れません。

 

臨床工学技士にとって申し送り、引継ぎなどは業務上必要不可欠なコミュニケーションですが、

皆が同じ日程、勤務時間、休憩時間で勤務の入れ替わりなどがない一般企業には、申し送りや引き継ぎのような業務上必要不可欠なコミュニケーションをとる機会は病院に比べると少ないです。(全く無いというわけではないです

 

また、先ほど述べたようにBtoBビシネスであり、目の前に顧客がいるという状況はあまりありません。

これも相まって、人と話す時間、回数は病院で働いていた時の方が多いと感じます。(あくまで僕個人の体感であり、業界やその企業の社風によっても変わると思います)

 

かといって日々のコミュニケーションがないというわけではないです。

どの仕事でもそうだと思いますが、

業務に関しての認識のすり合わせ、疑問点、不明点の確認など、当たり前のコミュニケーションはとる必要があります。

また、それらを円滑にするための日々の些細なコミュニケーションも大事です。

 

病院では必然的にコミュニケーションをとる、とらざるを得ない場面が多いですが、一般企業ではそのようなシュチュエーションは病院ほど多くないので、より積極的なコミュニケーションをとる意識が必要だと思います。

メールやチャットによるテキストベースのコミュニケーションが増える

一方、一般企業への転職で逆に増えたコミュニケーションといば、メール、チャットを使ったテキストによるコミュニケーションをする機会が格段に増えました。

 

社内の人とのやり取り、社外の人とのやり取り、チャットでよい内容か、誰に周知すべきか、文面など、お作法のようなものがあるのですが、これらは転職してから知ることになりました。

 

ken
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今でこそ慣れてきましたが、最初は

  • メールのCC、BCCってなんなの?
  • このメールって返信すべき?
  • 通知設定や受信箱の仕分けが甘く大事なメールを見落としそうになる!

こんな感じで混乱しておりました。

ちなみにチャットに関しては
オンラインコミュニティ「CEぷらす」内で日頃からSlackというビジネスチャットアプリを使っているので、あまり困りませんでした。

CEぷらす ブログリンク僕が運営、参加している臨床工学技士専門コミュニティ CEぷらす参加者のブログです。 ツイッターアカウントと運営サイト ブログ ・C...

臨床工学技士から企業に転職して感じたことその4
ビジネスマナーの必要性

臨床工学技士として病院で働く際、ビジネスマナーを学ぶ機会、必要とする機会は一般企業と比べ多くありません。

一般企業に勤める人は入社時にビジネスマナーを学ぶ研修を受けたり、取引先相手の業務をする上で最低限のビジネスマナーを習得せざるを得ないため、病院勤務から一般企業に転職する際は能動的にビジネスマナーを取得する必要があります。

 

ken
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相手に不快感などを与えなければ、マナーなんて気にする必要なんてないのでは?

と言いたいところですが、自分の所属している企業全体の印象に繋がることなので、過剰に意識しなくても最低限のマナーは知っておくべきだと思います。

特に

  • 言葉使い
  • 名刺交換

これらはまず必須です。

ちなみに言葉使いというのは、ただ丁寧に敬語を使うということだけでなく、

外部の人と話す際、役職が上の人でも自社の人間は呼び捨てで呼ぶなどのような敬称の使い方など諸々含めます。

ken
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上記二つは別に一般企業でなくても、学会などで外部とのやりとりの多い医療職の人でも知っておくべきですね。

また、先ほど述べたメールについてもお作法のようなものがあるので、
使う機会が増えそうな方は少し勉強した方がいいと思います。

以下のリンクが参考になるのでおすすめです。

一般社団法人 日本ビジネスメール協会監修 ビジネスメールの教科書

臨床工学技士から企業に転職して感じたことその5
良くも悪くも業務中の自由度は高い

病院勤務からの変化を簡単にまとめると

  • 勤務中でもある程度の飲食は自由
  • お昼は外食もできる
  • 適度に休憩もとれる
  • 休暇なども取りやすい(自分の業務次第)

自由が病院勤務よりある分、ある程度自分を律するための意識が必要です。

逆にいうと病院での勤務は業務の性質上どうしても制限が多くなりがちです。

今でこそ僕もこんなふうに言っていますが、働いている時は別に制限多いとは感じませんでした。

ただ、一般企業での働き方と比べるとどうしても違いを感じてしまいます。

 

臨床工学技士から企業に転職して感じたこと まとめ

  1. 仕事相手が個人から組織に変化
  2. 勤務体制の変化に合わせた生活スタイルの変化
  3. コミュニケーションの質の変化
  4. ビジネスマナーの必要性
  5. 勤務中の制限の緩和

以上です。

 

今回は臨床工学技士病院勤務と一般企業での勤務の5つの違いについて、ざっくりまとめてみました。

両者それぞれの特徴を踏まえて

自分は病院勤務が向いてるからこのまま臨床工学技士として現場で働き続けたい

と思う人もいれば、

臨床工学技士以外にも他の職種にもチャレンジしてみたい

と思う人もいるかと思います。

どちらが良い悪いということはないです。

臨床工学技士として今働いている病院とは別の病院で働きたいという人は、以下の記事もご参考ください

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また、臨床工学技士の資格、経験を活かして活躍の場を広めるというアプローチもありだと思います。

以下のぷろてぃおすさんのツイートが大変共感できるものでしたので、シェアさせていただきます。

僕は今回の転職を経て、臨床工学技士としての知識、技術は必ずしも病院でしか使えないわけではないことを身をもって知りました。

  • やっぱり他にやってみたい仕事がある
  • 今とは違った働き方をしてみたい
  • 自分の知らない世界で見聞を広げたい
  • 一旦他業界での業務経験を得て、再び臨床現場に戻りそれを活かして働きたい

と少しでも思ってチャレンジしてみようかなと思う人の力になれたらいいなと思います。

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臨床工学技士から企業に転職するなら転職エージェントの活用がおすすめです。

本格的に転職なども視野に入れてる人は、転職サイト、転職エージェントの活用がおすすめです。

僕の場合、リクルートエージェントという転職エージェントを活用し今の職場に転職できました。

 

僕は今、病院で使う重症支援システム開発エンジニアとして働いていますが、

臨床工学技士や他の医療職での経験を活かしつつ、以前から興味のあったエンジニアとして働ける職場が見つけられたのも、

掲載求人数の多さや担当エージェントの方の情報提供、面接サポート、企業とのスムーズなやり取りがあってこそだと思ってます。

 

また、掲載されている企業は社内制度などがしっかり整っている会社がほとんどなので、安心して自分にあった条件で探せます。

どうして安心?

新しくできたベンチャー企業など、社によっては基本的な社会保険制度などの労働環境がほとんど整ってないところも稀にあるのですが、

リクルートエージェントに関しては求人情報を掲載するための基準があるので、そのような企業が掲載されていることはほぼありません。
(以前エージェントに確認済み)

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転職を真剣にご検討している方は是非ご参考ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。