先日僕の学生時代からの友人である一般会社員トレーニー君とzoomでオンライン対談をしました。
近々、
学生時代からの友人でもあり、
僕と同じように臨床工学技士として病院で働いた後に一般企業に転職した、
筋トレガチ勢臨床工学技士とのzoom対談をブログ記事としてアップします😃💡— ken@筋トレ臨床工学エンジニア (@ce_fitness_note) May 31, 2020
彼とは大学時代から仲良くさせてもらってる友人でもあり、共通点も多いです。
- 臨床工学技士
- 後に一般企業に転職
- 筋トレが趣味
- 最近ブログを始めた
こんな感じで多くの共通点があり、尚且つ元々友人ですので気兼ねなく話せる間柄でもあるので、
せっかくだから対談してお互いブログ記事にしようというのが今回の企画の発端です。
余談ですが、一般会社員トレーニー君は
オールジャパンメンズフィジークというフィットネスコンテスト全国大会出場経験ありの猛者です。
コンテストデビューした年にいきなり地区大会優勝、翌年関東大会2位でオールジャパン出場という華々しい経歴を持ってます。
今回のこの対談内容が
臨床工学技士から別の業界に転職を考えている人のお役に立てたら幸いです。
今回の内容はあくまで僕たち個人の意見です。
労働環境などの話の中で一部ネガティブな意見もありますが、
あくまで僕らが経験した施設の中の問題で、全ての施設がそのような問題を持っているわけでないということをご理解下さい。
◆目次◆
一般企業に転職した筋トレ臨床工学技士たちが対談
今回は以下の三つのテーマに沿ってお互いが意見を述べ合う対談となっています。
- なぜあえて別の分野に転職したのか?
- 転職して感じたメリットとデメリットは?
- 臨床工学技士として働き続けるとしたら何を望むか?
以上三つのテーマについてそれぞれ赤裸々に語りました。
転職臨床工学技士対談その1
なぜあえて別の分野に転職したのか?

ただ、働く上でお金は避けては通れない大事な問題なのも事実
話を聞くところによると、
病院の近くは家賃が高いため、貰っている給料ではどうしても離れたところにしか住めないとのこと。
仕事ができて、この人に聞けばなんでもわかるという先輩、
人当たりもとてもいい。そんな人でも収入が少ない(と感じた)
凄い優秀な人なのに評価されていないことがショックだった
仕事を覚えるためや緊急みたいに止むを得ない残業は当たり前としても、
そうではない時でもなんとなく早く帰りづらい、残業代申請がしづらい雰囲気もあった。あくまで自分の働いていた施設に限った話だけど。
これについて彼に深く聞くと
友人で美容師として働いている人がいるが、
自分のスキルを身に付けるために閉店後も残って練習している。
そういう努力によってお客さんが増えたり、独立した人もいる。
そんな世界を知ってしまって、臨床工学技士としての自己研鑽に疑問を感じてしまい、モチベーションが下がってきたとのこと。
臨床工学技士と美容師は職種も業界も全く異なるので、単純に比較することはできないにしても、
彼のように身近にそういう人がいるとその違いをより実感してしまうのかなと感じました。
僕もこの話を聞いて、正直なところ、確かに臨床工学技士などのコメディカルは個人の努力で給料をあげるには限界のある職業なのかなとも感じます。
透析クリニックなど、一部高収入を得られる職場もなくはないですが、努力が給与の上昇に直結しているかと言われると、そうではないところの方が多いと感じます。
臨床工学技士の自己研鑽について、積極的にするべきだと思いますし、働き続ける以上必要不可欠なことだと思います。
ただ、給与一点にフォーカスすると、自己研鑽したからと言ってすぐに結果(ここでいう給与)に結びつくとは言い切れないです。
年功序列という風習が残っている職場も多いのもその要因の一つなのかなと思いました。
どちらかというと、給与面などではなさそうだよね?
少ない人員で夜勤も回していたり、退職者も増えてきてるのに人が採用されない環境で、将来的に今の職場はどんどんきつくなってくるかなと感じた。
今後プログラミングスキルはどんな仕事にも関わると思っているし、身に付けたい。
別業界に転職するなら年齢的に今しかないという思いもあった
臨床工学技士の資格は消失しないからこそチャレンジできるとも考えていた。
周りに転職を考えている人もいたけど、他業界に転職する人はいなかったから、余計そう思われていたと思う。
実際色々ありましたが、なんだかんだ上手くいった転職活動については以下にまとめてます
↓

転職臨床工学技士対談その2
転職して感じたメリットとデメリットは?

メリットは
残業が一切ない(三交代勤務のため)
仕事を覚えるために少し残ることはあるが、残って当然みたいな空気はない
そして残業があれば残業代はちゃんと出てる
特に臨床工学技士のTOP二人が残業代について、申請拒否はしないけどとても否定的だった
もちろん、一般企業にもそういう雰囲気の職場はたくさんあると思います。
ただ、個人的な感覚としては、病院はその割合が高いような気もします。
(あくまで僕個人の感覚です)
夜勤やオンコールがないことかな。
毎日家のベッドで寝れるのは幸せ感じる
今の職場環境が特殊すぎて、体力面では前の職場が楽だったなと感じる。
体力面では本当にしんどい
特に一年目は病むぐらいしんどいと感じた。
それでもそれ相応の給料はもらえていたので続けられた。
あと、今は製造業勤務になったけど、仕事のことを聞かれた時は以前のような病院勤務と言った方が聞こえが良いなとも感じた。
なるほど。
自分の場合のデメリットをあげるなら、
病院に出張で行く際、同じ医療資格保有者でありながらも、業者として対応されるのがまだ慣れないなと感じる。
あとは一般企業では当たり前のマナーやお作法などをあまり知らずに働いてきたので、働き方には最初は戸惑った。
まだそういう人のいるところ相手に仕事をしたことはないけど、
いつかはそういう人とも仕事するのかなと考えると不安もある。
今の仕事は全く臨床工学技士に関わらないから、資格が全く活かせなくなったというのもデメリットの一つかも
そこから得られる知識やスキル、考え方とかが今までの臨床工学技士業務の経験に結びついて、画期的なアイディアとかが生まれるなんてこともあると思う。
医工連携という言葉もあるぐらいだし、他業界での経験が臨床工学技士に関連する技術発展とかに貢献する可能性も十分にあると思うよ。
業界を跨いだ自分たちは、そこに関する気づきを得られやすいという強みがあるはず
転職臨床工学技士対談その3
お互いが思う 「〇〇だったら臨床工学技士として働き続けていた」

自己研鑽が給与に反映されて欲しい、頑張った先に大きな夢があってほしい。
あとは休みに関する問題を改善して欲しい
働き方の選択肢がもっと自由だったらいいなと思う。
ただ、臨床工学技士である以上、自由を求めたところで限界はある。
せめて、複数人で夜勤をやる、オンコールするならちゃんと手当を出すなど労働環境の整備をしてほしい
転職臨床工学技士対談 まとめ
転職した理由については
- 働き方を変えたかった
- 新しいスキル(プログラミング)を得たかった
- 給与面が物足りないと感じたから
- 自己研鑽に対しての評価に疑問を感じたから
転職して感じたメリット、デメリットについては
- メリットは生活リズムが安定したこと
- デメリットは一般企業での働き方や、メーカとしての立ち振る舞いなど慣れない点が多いこと
- メリットは労働時間、残業に対する評価がよくなったこと
- デメリットは体力的にきつい仕事になってしまったこと
臨床工学技士として戻るとしたら
働き方の改善
頑張ってスキルアップした先に、給与面での評価があって欲しい
以上、お互い赤裸々に語り尽くした結果、このような内容になりました。
記事の中には一部ネガティブな内容や、現実的ではない話もあったかと思います。
そのような内容については敢えて触れず、
- 現役で臨床で働く人
- 転職した人
- 若手
- ベテラン
- 学生
- 意識の高い人
- 意識の低い人
なるべくすべての人が納得するような記事にすることも出来たかもしれません。
ただ、今回はどんな立場の人にも忖度しない、リアルな内容で書きたいなと始めから考えておりました。
こういう情報こそ、個人の発信の強みであるとも思ってます。
私kenと、一般会社員トレーニー君の仕事に対する価値観は異なります。
各々の価値観を指針とし、今後の人生を少しでも改善したいと考えた結果が転職ということになりました。
そしてこの記事を読んでくださった人にも、その人独自の仕事に対する価値観というものがあるかと思います。
今回の内容に共感してくださる人もいれば、全く共感できないと思う人もいるかもしれません。
あくまで僕達二人の価値観の世界での話ですので、割り切って頂けると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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